1級建築施工管理技士(一次検定)の合格に必要な勉強時間やスケジュール計画法を紹介します。1級の勉強はどれくらいやればいいの?ってなかなかわからないですよね。
実際勉強を開始すると日によって学習時間のバラつきが生じたり、計画を立ててもその通りにいかないという経験ってありませんか?
そこでこの記事では!
・ 1級建築施工管理技士(一次検定)の基本情報の内容は?
・ 一次検定試験の勉強時間はどれくらい必要?
・ 無理のないスケジュール計画ってどう組めばいいの?
など 試験に関する必要な対策を、実際私が合格したときの経験や取り組み方を含めて紹介していきたいと思います。
1級建築施工管理(一次検定)の合格に必要な勉強時間の目安を把握
資格を取得するために必要な勉強時間はどれくらい?というのはなかなかわかりずらいですよね。目指すジャンルによっても違ってくるし、同じ資格であっても1級か2級かで出題範囲のボリュームが変わります。
1級建築施工管理技士の一次検定を合格するのに必要な勉強時間はどれくらいなのか。目安を図るためにまずは基本情報を確認していきましょう。
1級建築施工管理(一次検定)|基本情報の確認
一次検定の試験概要や合格基準を順に確認していきます。
試験時間 | 出題数 | 必要解答数 | |
午前の部 | 2時間30分 | 44問 | 36問 |
午後の部 | 2時間 | 28問 | 24問 |
合 計 | 4時間30分 | 72問 | 60問 |
一次検定試験は午前と午後の2回に分かれてますが、出題数は全72問で必要解答数が60問となっています。令和2年度までは出題数が全82問ありましたが、令和3年度からは10問減ってるんですよね。
メモ出題形式は4肢1択(4肢の中で答えが1つ)のマークシート方式で、応用能力問題(6問)のみ5肢2択。
合格基準点に関しては、必要解答数(60問)のうち6割(36点)と応用能力問題(6問)中 4問の正解で合格となります。出題数が以前より10問減ったり応用能力問題が導入されたりしてるので、難易度は以前より上がっている感じはしますね。
1級建築施工管理技士(一次検定)の最新の難易度についての記事も紹介しているので良ければ見てください。
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その点も踏まえて具体的な勉強時間の目安やスケジュールの組み立て方を紹介していきます。
最短合格に必要な学習スタイルから導き出す時間割
まず合格するために必要な勉強時間ですが 100時間ぐらいを最低限として目安にしてます。100時間の内訳は 1日1時間を約3ヶ月間学習したときの計算。(計算上の時間はおおよその数値)
1級建築施工管理(一次検定)における勉強時間の目安に関しては、どのような学習スタイルで取り組むかによって変わります。
【主な学習スタイル】
① テキストのみで学習
② テキストと過去問題集の両方で学習
③ 過去問題集のみで学習
この中で一番良い学習法はもちろん②です。ただ仕事しながらの学習の場合だと 1日にガッツリと勉強時間を確保するのは難しいので、②のスタイルは時間に余裕が持てる人向け。
ポイント一次検定の出題方式はマークシートなので過去問を中心に学習することが一番効果的!
よってテキストに関しては補足的に使用するぐらいで、最も効率的なスタイルは③となります。
過去問題集の学習だけでも結果がでる理由や合格に特化した勉強法はこちらで紹介してるので良ければ見てください。
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過去問題集の学習スタイル
過去問題集を中心に学習する上で具体的な時間割を紹介します。1級建築施工管の過去問は1年度が全部で72問の出題となってますが、1問あたり4分ぐらいで解くのが目安とされてます。
目安時間72問×4分=288分となるので約5時間
1年度分だけでは理解が深まらないので最低でも過去5年分の学習が必要、よってトータル25時間になります。ただ一度学習しただけでは頭に残りずらく、すぐ忘れてしまう可能性が高いので 3回くらい繰り返し勉強しないと厳しいですね。
過去5年分(25時間)で3回繰り返すとなると75時間という計算になりますが、これはスムーズに学習が進んだときの時間配分なので、私の経験上では最低で100時間ぐらいかかると想定!
以上ことから合格に必要な勉強時間の内訳は100時間(最低限)となり、1日1時間の学習を仮定すると約3ヶ月間かかるということなります。
無理のない自分自身に合ったスケジュール計画法
合格するために必要な勉強時間は約100時間と紹介しましたがこれはあくまで最低限の時間数で、取り組み方によっては変わってきます。
ポイント問題集の取り組みも過去5年分と㊤では紹介しましたが、それ以上(過去7年や10年分 等)やるとさらに理解が深まる!
もちろん繰り返し勉強も3回以上できるなら頭に残る定着度は格段にアップします。(一般的には3回~5回の繰り返しを推奨)
一次検定試験における実用性の高い過去問題集やテキスト(参考書)をいくつか紹介しているので参考にしてみてください。
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ここまでは一般的に必要とされる勉強時間や期間を紹介しましたが、人によって必要な学習量は違うのでそこを掌握しなければなりません。次の章では自分自身に合ったスケジュール計画法を紹介します。
試験対策ではなく自己の傾向と対策(自分対策)
ここでは自分自身に合ったスケジュール計画のやり方について説明しますが、その前に抑えておくことがあります。それは「試験対策ではなく自己の傾向と対策」です。
よく試験対策と言いますが、その対策の仕方がポイント! というのも一般的に行われている試験対策ではあまり効果はないんですよね。
・ 人によって学習能力(暗記力など)が違う
・ 人によって取り組める(確保できる)時間が違う
よって他の誰でもない、自分自身に合った学習方法で勉強しなければ結果はついてきません。ほとんどの人は働きながらの取り組みになると思うので いかに効率よく勉強するかが大事!
まず自己分析をすることによって、自分限定のカリキュラムを作成します。
【自己分析】
・ 1日(24時間)の中で、どれくらい勉強時間を確保できるか?
・ 文章を暗記しようと思った時にどのくらいかかりそうか?
・ 日々どれくらいだったら挫折することなく学習を継続できるか?
ここであげた3つ内容を考えながらいかに試験日から逆算した取り組みができるかがポイント! 過去問題集などで試験範囲を確認して自分のビジネスやライフスタイルにあった対策を考えます。
スケジュール作成例
●1級建築施工管理技士の場合
・ 一次検定の試験日は毎年6月の中旬
・ 問題形式はマークシートで全72問
・ 過去5年分の問題を3回繰り返す
・ (72問×5×3=1,080問)×4分=4,320分(72時間)
(1問:4分で解答した場合)
↓↓↓
●勉強時間と期間の設定
・ 72時間なので1日1時間で設定すると72日かかる
・ よって6月中旬(試験日)の2.5ヶ月(75日)前の4月から学習をスタート
・ 1日30分の設定なら倍の5ヶ月かかるので 1月の中旬からスタート
いつから始めたら良いか逆算してスケジュールを組むと継続しやすく挫折しづらいので、勉強時間やスケジュール管理はいかに自分に合った計画を立てるかがポイントとなります。
1級建築施工管理技士(一次検定)の勉強時間のまとめ
ここまで一次検定における勉強時間の目安や合格に必要なスケジュール計画を紹介しましたが、いかに自分をコントロールできるかで結果は大きく変わってきます。
資格取得において結果が出ない人の多くは試験が難しくて不合格になるのではなく、取り組み過程でモチベーションが徐々に落ちていき、勉強がおろそかになって挫折するというパターンが圧倒的に多いんですよね。
なので余裕を持った取り組みで勉強していけばおのずと結果はついてきます。ぜひこの記事を参考にして取り組んでみてください。
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